とけてく

もしあなたが 愛を囁くなら
笑っちゃうの 想像しただけで もう

瞳が出会うことも 一度もなかったよ
さりげなく 鼻先よせる なんて
恥ずかしいこと
できないよね あなた

“もうちょっと近づいて” なんて言えないけど
少しずつ とけてくあなたが可愛いの
“あなたから甘えてよ” なんて言いたいけど
その笑顔だけで 手を繋いでいられる
なぜか 変ね

もし記憶が まばたきで消えるなら
“愛してる”とか 勢いで言ったりして…

きれいに並んでる 5本ずつの花に 絡まる指
ひとつずつ 愛でて味わいたい
四六時中ずっと

“もうちょっと近づいて” なんて言えないけど
少しずつ とけてくあなたに夢中なの
“いつもより近いかも” なんてはしゃいでても
照れ笑い滲む頬にもう満たされるの
一瞬 だけだよ

“もうちょっと近づいて” なんて言えないけど
少しずつ とけてくあなたで泳がせて
“あなたから甘えてよ” なんて言えないけど
繋いだ手 握る強さで伝わってるの
なぜか 変よね